自衛隊から学ぶ親子防災教室 第1回 開催報告
10月31日(日)、「自衛隊から学ぶ親子防災教室 第1回目」が行われました。
このイベントは「協働のまちづくりチャレンジ事業」として、「ひと・くらし・絆」づくりをテーマに、石川シングルマザーの会と、金沢市危機管理課、陸上自衛隊金沢駐屯地の協力により「生きる力を育てる自立支援事業」として開催されているものです。
めったに入ることができない金沢駐屯地にドキドキしながら足を踏み入れてからは、自衛隊車両が並ぶ風景に、既に子供たちはワクワクマックスな様子で開始前から既に元気いっぱい。
2つの教室で、1つはお母さんたち中心の防災講座、もう1つは子供たち中心の防災クラスに分かれてカリキュラムがスタート!
防災を学ぶ教室では、KCBN(金沢コミュニティ防災士ネットワーク)の方々による、石川県の災害から、その影響や警報・注意報のことなど、頭の汗をかきながら、改めて災害について学び、その災害から身を守るための取り組みを学びました。
防災士のまさこさん、めぐみさんの軽快な進行とトークを楽しみながらも、ハザードマップを確認する皆の目は真剣~。
お隣では、紙芝居とセリフ劇による「もくもく雲のおはなし」犬くんやネコさん、ブタくん、ネズミくんとバナナくん、楽しくおもしろく、危険なとき怖いとき、どうしたらいいかを皆で一緒に学びます。
そして防災用品の工作は、「ペットボトルライト」を作りました!ペットボトルに好きな絵を描いたりシールをはったり…。1人1人、ステキなライトができました。これでもし停電になっても明るくできるライトが用意できたね。
お昼は防災食の数々(協力:尾西食品)がズラーっと並び、なんと!好きなものを選んで食べることができる大試食大会です。
会場からは「おいしぃー」
「すごーい」「おもしろいー!」といろんな歓声があがっていました。
防災食の数々と防災グッズをリュックにつめて、立派な防災リュックができ上がりました!
午後は自衛隊広報室長・宮崎さんの登場です。
自衛隊の災害派遣や活動を紹介していただき、とても為になるLlFE HACKの数々も教えていただきました。
そして…何ヵ所かに分かれて災害時に人名救助システムで使用する器機を実際に皆で体験します。
・破壊構造物探索機
・油圧カッター
・ピストン式破壊工具
迫力ある器機(もちろん隊員の方々の補助ありです)の威力に「うぉー」「わあー」と驚くことしきり。
・乾電池で火おこし
・タープの張り方
も教わりました。
最後は自衛隊トラックに乗って、駐屯地内をぐるっとひと周り。貴重な体験の連続でした。
この開催は「親がいない時に災害があった際、1人で給水を受けられるか、1人で避難所へ行くことができるか…何としても”子供に生きてほしい”」という子育て中のシングルマザーたちの思いが込められています。
ひとり親世帯は、家族の多い世帯よりも子どもが1人になる確率が高く、そのためにも防災の知識と経験をしっかりプロから学ぶ機会を得ることが、自分の命を守る、そして生きることにつながるという目的と思いがあり、それを金沢市市民協働課の皆さまに実現につなげていただきました。
全3回の取り組みの中で、災害の際1人でいても対応・行動できる力を子供たちが持ってくれるよう、これからの成長も楽しみな第1回目でした。
以下の動画では防災教育の内容を体験することができます。
ぜひ、災害への備えにお役立てください。
<協力団体・企業>
協働のまちづくりチャレンジ事業 https://www4.city.kanazawa.lg.jp/22050/kyoudou/brainchallenge.html
金沢市危機管理課
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/soshiki/kiki/22054.html
陸上自衛隊金沢駐屯地
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/butai/sta/kanazawa/
かなざわコミュニティ防災士ネットワーク(KCBN)
尾西食品株式会社
https://www.onisifoods.co.jp/